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猫が脱走したらどう探す? 見つけた実例を通して教えます

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

 

猫が脱走したら探す

飼い猫に脱走されたことがありますか?
脱走した猫はどのように探せば見つけられるでしょうか?

あらゆる手を尽くしたいと思いますが、
ボランティアが行なっている具体的な方法をご紹介します。

脱走猫を探すのはじつに大変な苦労ですが、
意外な発見につながる喜びもあります。

猫を見つけることができた3つの実例は興味深いです。

でも最善なのは脱走されないようにすること。
最後に脱走防止策を徹底することをお勧めします。

 

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脱走猫を探すためあらゆる手を尽くす

猫が脱走したのを飼い主が見ていた場合、
どちらに行ったかすぐに追いかければ即逮捕できますね。

でも飼い主が見ていない時に脱走されると、
いつどちらへ向かったか見当がつきません。

臆病な飼い猫がそれほど遠くへ行くとは思えないので、
自宅周辺の数ブロックくらいを探すことになります。

猫の行動範囲は大体200~300メートルというのが通説。

でも元野良猫の場合はもっと広いようで、
最大2キロメートルとも言われます。

猫によって、また脱走時の状況によって異なるので、
広さは断定できません。

とりあえず自宅近辺から歩いて探します。

この時、エサや猫じゃらしを持って行くと
見つけた時捕まえるのに役立ちます。

バスタオルや洗濯ネット、キャリーバッグの携行も
邪魔にならなければ可です。

でも抱っこが苦手な猫の場合、
場所を特定してから捕獲器を置いた方が無難です。

猫が潜り込みそうな隙間や隠れやすい庭の繁みなどを
腰をかがめてのぞき込みながら、
静かに名前を呼びながらゆっくり歩きます。

不審者と間違われるといけないので、
ご近所の方を見かけた時は猫を探していることを説明しましょう。

猫が脱走してからできるだけ早いうちに探し回る方が
見つける確率は高くなり、
日にちが経つほど見つけにくくなります。

この時、猫が行動する時間帯に探し歩く方が有利です。

猫は日中人や車の往来が多い時は隠れていて、
早朝や夕方暗くなってから動くことが多いです。

暗くて野良猫と判別つかないこともあるので
夕方は懐中電灯を持参します。

一両日歩いても見つけられない場合、
自力での捜索だけでは限界があるので、
次のような方策も同時に行ないます。

●チラシを作ってご近所一帯にポスティング。

脱走猫を探すためのチラシ

 

 

 

 

 

 

●これの拡大コピーをポスターとして数カ所に
貼らせていただく。

●警察と保健所に迷子の届け出をする。

万一交通事故にあっているとすると警察に、
善意の誰かが保護しているとすると保健所に
届けが出されているかもしれませんので。

そして
最近は“ペット探偵”という猫捜索のプロがいるとのこと。
費用はかかると思いますがそれもひとつの手段ですね。

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脱走猫を見つけることができた実例

■里親さん宅でトライアル中脱走した猫。

最初の例はトライアル1週間目に脱走した猫です。

本人にとっては見知らぬ土地。
臆病なのでそれほど遠くへは行かないと想定し
近所を捜索することにしました。

時間帯は猫が動く早朝と夕方暗くなる頃。
その家の近辺をゆっくり歩いて猫が潜り込みそうな場所を探します。

しかし毎日歩いても全く気配が感じられませんでした。

同時に「猫を探しています」のチラシを作り、
その家を中心に半径約300メートルの範囲のお宅へポスティング。

家の人とお会いした時は事情を話して通報を依頼しました。

そして近所のスーパーやコンビニでポスターを貼らせていただき、
警察と保健所には迷子猫の届け出。

ひたすら探し歩き2週間経とうとする頃、
近所の人から電話がありました。

そのお宅のウッドデッキの下に潜んでいる猫が
探している猫と似ているというのです。

急いで行ってみると確かにその脱走猫。

思わず名前を呼んで近づこうとすると逃げられました、
失敗!
こういう場合は急に近寄ってはいけないのです。

腰をおろして静かに呼びかけ、少しづつ距離を縮める。
わかっていたのに・・焦りは禁物! (-_-;)

数日前から見かけているとのことで、
またそこに身を隠すと思われました。

そのお宅の許可を得て庭に捕獲器を設置。
エサは猫の好物のウェットです。

夜中確認しに行くと猫は捕獲器の中にいました。
捕獲器ごとそのまま自宅に持ち帰ります。

部屋の中で開けるとキョロキョロしながら出てきて、
しばし挙動不審。

少し時間がたって自分の家だったと思い出した頃
エサをあげると夢中で食べます。

そして満腹になると好きな場所で爆睡。
帰ってこれて安心したようです。

■強い野良猫が家のそばにいるので帰れなかった猫

「猫を探しています」のチラシを配っていると
善意の人から情報の電話が数件きます。

上記のような確かな情報もあれば、
なんだか的はずれで困惑することもしばしば。

でもそれが意外な結果につながる場合もあって
不思議な縁を感じるときもあります。

ある人からの猫がいるという電話は、
詳しく話を聞くと、探している猫とは全く違う毛色。

でも「茶色の猫」という言葉でふと思い当たることがありました。

ポスティングしつつ訪ねた家で、
そこの茶色の飼い猫が、2ヶ月ほど前から帰ってこないとのこと。

紐をつけて庭に出していた時、
強い野良猫に襲われてパニックになり、逃げてしまったそう。

情報の場所は逃げていった近辺。
その家の人に見に行ってもらったところ、その飼い猫でした。

走って追いかけて逃してしまったので、(やはり同じ?)
捕獲器を設置したところ、翌日保護できました。

襲った野良猫が家の周辺にいるので帰ってこれなかったようです。

怪我の功名というか、思わぬ収穫でした。

■捜索範囲外で保護されていた猫

こちらもトライアル中の脱走でした。

まるで知らない土地でしたが、
広い田園地帯で民家といえばほとんど農家。

交通量が少ないので事故の危険性は低いものの、
農家の納屋など猫が潜入しそうな場所は多い。

ご近所に数人でポスティングしながら尋ねて歩き、
数日過ぎるごとに範囲を広げました。

しかし2キロメートルまで範囲を広げましたが
猫は見つからず2ヶ月ほど経過。

みんなあきらめかけた時、
猫を保護しているとの電話が入りました。

その場所は里親宅から5キロ先のお宅で、
ポスティング範囲のはるかに先でした。

首輪していて人懐こく、立ち去ろうとしないので、
飼い猫が迷ったのだろうと思って保護したとのこと。

偶然知人の家で猫探しの話を聞いたことで結びつきました。

皆さん大喜びでしたが、
それほど遠くへ行くとは想定外でじつに驚き!

猫の行動範囲に関する認識を変えなければと思った事件でした。

脱走猫

 

 

脱走防止策を徹底する

脱走した猫を探すのはほんとに大変なので、
脱走されないように対策する方がずっと楽です。

どのような脱走防止策があるでしょうか?

猫に脱走されるのは住宅の構造に問題がある場合と、
飼い主のうっかりが原因の場合があります。

住宅の構造上の問題とは、
少し古い造りだとすべての窓に網戸があるわけではありません。

しかもせっかくの網戸が壊れかかっていたり、
猫が通れるくらいの隙間があったり、
猫が開けられるような玄関や窓だったり・・

飼い主のうっかりとは、
窓や玄関などの戸をうっかりしめ忘れたり、

自分が出入りする時に、素早い猫にすきを狙われて
脱走させてしまう、ということです。

住宅の構造以上にこちらの方が問題ですね。

猫に脱走されたくないのであれば
それらの問題に徹底的に対処する必要があります。

隙間や壊れている箇所はしっかり補強する。
網戸は頑丈なものにする。

網戸のない窓は締め切っておくか、
開ける場合は全面にワイヤーネットを取り付ける。

引き戸の窓や押し下げドアノブにはストッパーを取り付ける。

玄関や窓を開け放すことはしない。
開けたら必ずすぐ閉める。

最近はホームセンターなどでも便利な猫用品を
さまざま見つけることができます。

猫が玄関やベランダまで行かないように仕切る、
脱走防止パーテーションというものもあります。

こういうものを利用するのも良いかもしれません。

ともあれ猫が脱走しそうな場所を調べて、
脱走できないように防止策を考えましょう。

脱走の心配をしなくて済むなら、
猫も飼い主も平和で穏やかな生活を送れます。

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