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猫は呪いをかけない、恨みの感情ないのだから

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

猫の呪いはない

 

猫の呪いは恐ろしいとか猫は恨みを忘れないとか、
未だにそんなことを信じる人がいるようです。

なぜ人はそんな迷信を信じるのでしょうか?
猫は恨みを持ったり呪いをかけたりしないのです。

そう言える2つの根拠を、
人間とは異なっているという観点からご紹介します。

 

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猫の呪いなどの迷信をなぜ人は信じるのか

猫の呪いは恐ろしいとか、猫は恨みを忘れないとか、
未だに猫に関する迷信が残っており、
そういうことを信じてる人も結構いるようです。

たとえば
・猫は恨みを忘れない?
・猫の恨み・怨念は本当にある?
・猫は執念深いのでいじめると死ぬまで覚えている?
・猫の呪い・祟りにはどんなことがある?

などということを「知恵袋」で質問する人がいます。

興味本位のようにも見えますが、
中には本気で知りたがっている人も。

多くの人は本心から迷信を信じているわけではないようですが、
でも心のどこかで信じているような・・・

なぜ人は迷信に引かれ信じたがるのでしょうか?

なぜ人は猫を妖怪のような悪役にしたがるのでしょうか?

以前に「猫の祟りは本当にあるのか」の記事で
猫の祟りはないと書きました。

また「猫の妖怪というエンタメ・・」の中で
化け猫の話は江戸時代の庶民のためのエンタメで
作り話であると書きました。

その中でも述べましたが、
猫の神秘性が人々にそう思わせるのかもしれません。

暗闇で光る神秘的な目、音もなく出没する身のこなし、
猫の外見と行動特性は人間にとって神秘そのもの。

猫に関する迷信を信じる人の気持は
神秘的なものへのあこがれと怖いもの見たさが入り混じって
いるのかもしれません。

でも猫を飼っている人は猫をよく知っているので
そのような迷信はありえないと思っています。

昔ながらの迷信を信じるのは猫を飼っていない人でしょう。
猫の真実を知らないからです。

猫が人を恨んだり呪いをかけたりするはずがないという根拠を
猫の名誉のため説明させていただきたいと思います。

猫は恨まない

 

猫には喜怒哀楽の感情はあるが恨みの感情はない

猫が人を恨んだり呪いをかけたりするはずがないという根拠の
1つ目は、猫に恨みの感情はないという事実。

猫がじっと見つめるつぶらな目は、少し冷たく光って
何かを恨んでいるように見えるかもしれません。

でもそれは人間の側の錯覚で、
後ろめたいことがあるとよけいにそう感じるかも。

猫は、いっとき怒ることはありますが、
それを恨み続けることはしないのです。

たとえば
尻尾を踏まれたり毛玉を引っ張られたりすると、
飼い主に対しても怒ってシャーッ!と言います。

でも怒りはその場で終わり、
少し経てば元の甘えん坊に戻ります。

いやがらせ?と思う悪さをすることがあるかもしれません。
それは長時間の留守番に怒ってストレス発散しただけです。

ケンカ相手の猫や自分をいじめる人を敬遠する、
それは恨みに思っていたからではなく、

痛い思いは覚えているので再び嫌な目にあいたくないからです。
痛い目にあうのを避けようとするのは当然の行動。

猫は人と違って誰かに恨みを持ったり、
恨み続けたりということはないのです。

猫にも喜怒哀楽の感情はありますが、
怨念(恨みの執念)などというものはないと断言できます。

ところで
猫には喜怒哀楽の“哀”の感情はないという説がありますが、
実は哀れみ悲しむ感情はあります。

たとえば
仲間の同居猫が亡くなった時、
意気消沈した飼い主と火葬箱のそばに来て、
一緒に鎮魂の時間を過ごすことがあります。

飼い主を慰めるように静かにスリスリして、
ずっとそばに寄り添うのです。

いつもとは違って、
時と場合をわきまえているとしか思えない行動。

相棒が亡くなって猫自身も悲しみに沈んでいるとわかりました。

猫に恨みや呪いはない

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猫には呪いをかけるという計画性はない

猫に恨みの感情はないので、
猫の呪いもあるはずがないのですが、

2つ目の根拠は、
猫には何かを計画する能力はないという事実。

呪いとは、ウィキペディアによれば、
人または霊が、物理的手段によらず精神的あるいは霊的な手段で、
悪意をもって他の人や社会全般に対し災厄や不幸をもたらしめん
とする行為、とあります。

古代においては朝廷内に呪術師がいて
干ばつになると雨乞い、疫病が流行れば厄除け、
などの祈祷を行なっていました。

時代が下ると人を呪い殺すための呪術も行なわれるようになり、
よく知られているのは「丑三つ刻、わら人形に五寸釘」というもの。

実現したかどうかわかりませんが怖いですね。

つまり呪いとは、相手に悪いことが起きるよう仕組むこと、
いわば計画的犯行です。

しかし、猫は今を生きる動物、
先を読むことも計画を立てることもできません。

過去・現在・未来を考えるのは人間だけです。

過去を思い返し将来を計画する頭脳は人間だけが持つもので
ほかの動物にはないのです。

猫は動物の中では賢いものの
何かを考え抜いて計画することはできません。

その時の必要に応じて賢く行動することはできますが、

計画的に嫌な相手を陥れるなんて恐ろしい知恵は
人間だけが行える業ですよね。

テレビや映画では観客を驚かせて視聴率を上げるため
恐怖をあおるように作っています。

江戸時代の娯楽だった妖怪物と同じく作り話です。

以上のようなわけで
猫の呪いや恨みといった迷信は真実ではないという
結論になります。

平和の象徴のような猫を
そんなことに利用しないでほしいと思う次第です。

 

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