家猫の生活はどのようなものでしょうか?
猫を飼っている方は自宅の飼い猫を見ていればわかることですが、
これから猫を飼おうと思っている方は未知のことかもしれません。
予備知識があれば戸惑うことなく猫を迎えることができますので、
ここで見ておいていただければと思います。
■初めて猫を飼う人が最初に考えるのは
家猫が生活していく上で基本的に必要なこと、
食事やトイレはどのようなものが良いのか、
寝床や冷暖房はどうすれば良いのか等々。
これから同居家族になるわけですから、
猫にも快適に生活してほしいと願いますね。
食事に関しては健康のために良いエサを選ぶわけですから、
それほど難しくはないでしょう。
でもトイレに関しては少し難しいかもしれません。
臭いの問題がありますので。
猫の排泄物の臭いはキツイと言われているのを
聞いたことがあると思います。
そもそもちゃんとトイレで排泄してくれるのか
しつけできるのか、という点も疑問でしょうか?
猫が新しい環境に順応しやすいように
猫トイレの形態、トイレ砂の種類、トイレを置く場所等々、
事前に決めておく必要があります。
情報収集したり経験者に尋ねたりして準備されるでしょう。
当サイトも経験者の話としてぜひご参考くださいませ。
■ある人たちは「猫は夜行性なので夜中に騒ぐ」と
ちょっとした不満を述べることがあります。
たしかに子猫などは家の中を走り回る時もありますが、
それは元気な証拠。
夜行性であることの根拠とはなりません。
なぜ猫は夜行性だと言われるようになったのでしょうか?
興味深いその真偽を該当ページでご確認ください。
夜の運動会はほんの一時ですので許容範囲かと思いますが、
やめてほしいと思う時があることもたしか。
そんな場合の対策もご紹介していますのでどうぞご覧ください。
■また、猫を飼って初めて気付くことですが、
猫がテレビを見るなんて信じられなかったかもしれません。
動物が映ると画面に近づいて食い入るように見ているのは
動物同士だからなのか?
内容がわかっているのだろうか?
面白いのだろうか?
家猫になって生態が変わったのだろうか?
などと人間はあれこれ憶測するのですが
この辺も興味深いものがありますね。
そして、猫が好きそうな番組をつけてみたり
猫のためのDVDを流したりして、
いつのまにか猫を喜ばせようとしているのは
猫に愛情を持つようになった証拠。
その家猫はかけがえのない存在になったということですね。
■現在は多くの家庭で猫は室内飼い。
脱走させないように気を付けています。
でももし脱走してしまったら・・?
とっても心配ですし、
どのように探せば良いか悩みますね。
ボランティアが実際に行なっている捜索方法や
脱走防止対策を参考にしていただければと思います。
そしてまた、意外かもしれませんが、
脱走と少し似ている“家出”。
猫にも感情があることをご存じでしょうか?
猫も人間のように家出することがあるのです。
なぜそのような事態になるのでしょうか?
その場合はどう対処したら良いでしょうか?
どうぞ該当ページをご覧ください。
そして猫の気持ちを思い図っていただければと思います。
このように
家猫の生活は様々な側面を持っており、
猫を飼って初めて知ることもたくさんあるのです。
次々と新しい発見があって驚くと同時に
猫の魅力に目覚めることでしょう。
そして
家猫は人と一緒の家で生活するわけですから、
明らかに野良猫とは生活パターンが違うと気付きます。
それまでは野良猫を見て猫とはこういうものだと思っていたとすると
その先入観は大きく修正しなければなりません。
初めて猫を飼う人の場合
初めはそれほど猫が好きだったわけではなく、
むしろ猫嫌いだったという人もいたりします。
でも飼い始めてみたら猫の魅力に目覚め、
離れがたい存在になったという人は少なくありません。
こうして猫に対する認識を変えた多くの飼い主が
猫との絆を築いていくのです。
そしてその対応に応じるように猫の方も
人との暮らしに同化して変化します。
猫は元々野生動物ではありませんが、
若干の野性味を持っています。
でも人と暮らす猫はその野性味を失い、
穏やかな同居人と化していくのです。
家猫は食事の時間や寝る時間が人間家族の日課に
いつのまにか順応していきます。
飼い主が外から帰ってくると出迎え、
食後のくつろぎタイムは一緒にテレビを見る。
飼い主が夜更かしするとそれに付き合う。
早起きのはずだったのに飼い主と一緒にゆっくり起きる。
寒い冬は風邪をひいたりお腹を壊したり、
真夏の暑さで熱中症になる場合もあります。
高齢になると腎臓や肝臓を悪くしたり、
糖尿病や癌になることもあります。
人間がかかる病気の多くが猫にも当てはまり、
家猫は本当に人間家族の一員であるかのようです。
また猫にも感情がありますので、
人間と同じように喜怒哀楽を表します。
わがままな女の子のようにすねたりやきもちをやいたり、
飼い主が泣いていると慰めてくれたり、
人と暮らし家族の一員となった猫は
いつのまにか人間家族に同化していくのです。
それこそがまさしく“家猫”と呼ばれる猫の姿なのです。