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猫の日向ぼっこ、健康効果を体得している

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

猫の日向ぼっこの効果

 

猫は日向ぼっこが大好きで、よく見かける光景ですね。

なぜかといえば日向ぼっこには健康に良い効果がたくさんあり、
猫はそれを本能的に体得しているからです。

でも少し注意点もありますので、
その両方を確認しておきましょう。

 

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猫は本能的に日向ぼっこが大好き

猫は日向ぼっこが大好きです。

とくに寒い季節の日向ぼっこは、
格別の温もりと安らぎを感じているのでしょう。

お陽さまのあたる縁側で気持ちよさそうに目を閉じて
ゆったりくつろいでいる姿はよく見かけますね。

猫だけでなく人間も日向ぼっこは気持ち良いので、
猫がおじいちゃんやおばあちゃんと一緒というスナップも
よくある構図、平和の象徴のような景色です。

 

そしてじつは野良猫も日向ぼっこが大好き。

ある日、
捕獲して不妊手術をしようと探していた野良猫が、

太陽がさんさんと当たり温もる斜面の一角で
目を細めているのを発見したことがあります。

鼻気管炎で鼻がズビズビしている猫でしたが、
こちらに気付かず本当に気持ち良さそうにしている。

せっかくのひとときを邪魔するのは悪いので
いつもよりおいしいエサを置いてその日は観察。

後日捕獲器をしかけて無事保護することができました。

またある時は、
野良猫家族がみんなで日向ぼっこしているところに遭遇。

母猫と大きくなった子どもたち3匹、思い思いにくつろいで、
虫を追いかけてみたり、グルーミングし合ったり、
なんとも微笑ましい光景。

全員不妊手術済みなので、
安心して見守ることができました。

 

そのようなわけで
猫は本当に日向ぼっこが好きだということがわかります。

なぜでしょうか?

日向ぼっこすることが気持ち良いだけでなく、
素晴らしい健康効果があることを
猫は本能的に体得しているに違いありません。

どのような効果があるか次の副見出しで調べてみましょう。

猫は日向ぼっこが好き

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猫の日向ぼっこには幾つもの健康効果がある

猫が日向ぼっこ好きなのは実際に健康効果があるからです。

どのような効果かというと ↓

*太陽の光で体が温まり、気持ちよく眠れます。

猫は細切れの睡眠を多く取る動物で、
合計すると結構な時間睡眠。

それによって体力温存、体調回復を図るため必要なのです。
日向ぼっこによって良質な睡眠が取れるならより効果的。

*太陽の日差しが猫の被毛の乾燥消毒をしてくれる。

日向ぼっこしている間に被毛の水分が蒸発し
ふわふわに膨らみます。

お天気の良い日に布団を干すとふわふわ膨らんで
気持ち良い温かさになるのと同じですね。

そして日光消毒がダニや細菌などを除去してくれるように、
猫の体に付いているいろんなバイ菌を殺菌消毒してくれます。

*太陽光を浴びることで丈夫な骨を作る。

日光浴しないと“くる病”になるというのは昔の言い伝えですが、
迷信ではなくビタミンD不足で骨が弱るのは真実です。

猫もビタミンDが不足すると骨が弱くなるので、
日向ぼっこでそれを補うというわけ。

もっとも猫の総合栄養食には必要な栄養素が含まれており、
あえてそれ以上補う必要はないとも言われていますが。

*日向ぼっこすることで免疫力が上がる。

日向ぼっこで体温が上がれば血流が良くなり、
新陳代謝が活発になるので、結果免疫力が上がります。

免疫力はいろいろな病気に対抗するのに必要な力。
生涯の健康維持のためには重要な要素です。

さらに
太陽光を浴びることでセロトニンの分泌が促されるのですが、

セロトニンは幸せホルモンとも言われており、
ストレスを抑え心身をリラックスさせてくれる物質。

つまるところ
精神面が安定するということは人にも猫にも嬉しい効果です。

 

猫の日向ぼっこ効果は

 

健康効果大の日向ぼっこにも注意点はある

良いことずくめのような日向ぼっこですが、
注意が必要な面もあります。

何事も適度であることは大事な点。

日向ぼっこが健康に良いからと言って
長時間強い日差しに当たりすぎるのは逆効果。

強い紫外線の影響で日光皮膚炎または日光過敏症になる猫も
少数ながら存在します。

白猫や色素の薄い被毛の猫がなりやすいそうです。

耳先端や目や口の周り、鼻先など毛の少ない部分に、
赤みや脱毛が現れたり、
かゆいため自分で出血するほどかいてしまうことがあります。

単なる皮膚炎で終わらず、赤むけて潰瘍ができたり、
皮膚がんに繋がるケースもあるのですから要注意。

 

猫は暑すぎると自覚したら自分で移動します。
ちょうど良い場所に自由に移動できるようにしてあげましょう。

日向のケージに入れっぱなしとか、
逃げ場がない状況とかは最悪。
猫の身になって動線を考えておきましょう。

また、日向ぼっこしていて水を飲みたくなるかもしれません。
すぐに飲めるよう近くに水飲み器を置いてあげましょう。

暑いだろうからと冷たくする必要はありません。
猫は常温または温かいものが好きなのです。

猫の日向ぼっこは健康効果が大きい

 

とくに注意しておきたいのは夏場の日向ぼっこ。

真夏の強烈な日差しを浴び続けるのは人間も避けたいもの。
比較的暑さに強い猫といえども同様です。

暑ければ涼しい場所へ、寒ければ暖かい場所へ、
猫はうまくそんな場所を見つけるのだと多くの人は思っています。

しかし
猫も日射病や熱中症になる可能性はあるのです。

夏には自分で気づかないうちに熱中症になってしまう人の
ニュースがなんと多いことか。

猫も同じで、
気持ちよく熟睡するあまり移動する機会を逃してしまう
なんてことも起こりうるのです。

飼い主が環境設定してあげるのが良いかもしれません。

・レースのカーテンで直射日光を和らげる。
・エアコンの設定温度を27度前後にする。

そして前述したように
・いつでも水が飲めるようにしておく。
・部屋を自由に行き来できるようにしておく。

万一のことが起きないよう
これらの対策を講じて愛猫を守りましょう。

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