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猫のマーキングスプレー!臭い消しどうする?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

猫のマーキング

 

猫のマーキングスプレーは超臭い、強烈なにおいです。
臭い消しは簡単ではないので、
家の中でされるとしたら飼い主は困り果てるかもしれません。

無害なマーキングと異なるマーキングスプレー、
やめさせることはできるのでしょうか?

されてしまった場合
臭い消しするにはどんな対策があるでしょうか?
実例を参考に考えてみましょう。

 

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猫のマーキングは縄張りを主張するもの

猫がマーキングする主な目的は縄張りの主張であると
多くの人は知っていますね。

野良猫たちが縄張りを巡回しながら、
ところどころでマーキングスプレーしているのを
見かけたことがあるかもしれません。

塀や壁、樹木、車のタイヤなどに向けて、
お尻を高く上げてしっぽをふるわせながら
ぴゅーッとおしっこを飛ばす。

野良猫のとくにオスの成猫がやる行為で、
春から夏の発情期には縄張りの主張と
メス猫に自分の存在を知らせる目的もあります。

では飼い猫はどうでしょうか?
飼い猫の縄張りは家の中です。

飼い猫の多くは成猫なら不妊手術を済ませていると思います。
手術済みの猫はスプレー行為をしないかもしれません。

子猫の時から飼っていて5,6か月頃発情の前に不妊手術をすると、
スプレー行為を覚えないで済むようです。

でも飼い猫は全くマーキングしないのかというと
そうではありません。
マーキングにはいくつかの種類があるのです。

猫は時々家具や飼い主の足に頭をこすりつけて、
耳の根元の分泌腺から出るにおいを付けています。

また、バリバリ爪とぎするときは、
肉球から出るにおいを付けています。

飼い猫はこうして人にはわからないにおいで
マーキングしているのです。

いわば飼い主も自分の縄張りのひとつなので、
自分のにおいを付けて安心していたいのでしょう。

でも頭をスリスリしてくるのはかわいいのですが、
マーキングスプレーはたまったものではありません。

 

中には縄張り主張のためでなく、
何らかのストレスがきっかけでスプレーするようになる
猫がいるのも事実・・・

以前、去勢手術してあるのに
人に対してスプレーする猫がいました。

甘えん坊で飼い主ベッタリの猫でしたので
置いて行かれることが嫌だったらしく、

出かける間際にピュッとスプレーされました。
水で洗い流す程度では臭いが取れなくて困ったものでした。

気をつけたいのは、
オスだけでなくメスも未手術ならスプレーするということ。

病気のため避妊手術ができずにいたメスの保護猫が、
あちこちにスプレーして大変だった家がありました。

たった一匹なのに、
玄関を開けたとたん強烈な臭い!

その保護主は手術するまでの期間
臭い対策を取りながらひたすら我慢していました。

そして手術できた時、ピタッとスプレーが止み、
大きな喜びと安堵感に包まれたそうです。

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猫のマーキングスプレー、やめさせることできる?

猫のマーキングスプレーはやめさせることができるでしょうか?

成長期の子猫が発情前の不妊手術を受けられなかったり、
すでにスプレーするようになっている成猫の場合、

ピタッとやめさせるのが難しい場合があります。
どのように対応すれば良いでしょうか?

その場合怒っても無駄であるばかりか、
叩いたりの体罰は逆効果になります。

猫が去勢後にスプレーをやめない場合の原因は
何らかのストレスがあるのかもしれません。
それを見極めてストレスを取り除いてあげましょう。

例として
生活環境とくにトイレに関することが多いようですが、
トイレの砂、置き場所、トイレの数はどうでしょうか?
いつもきれいにされているでしょうか?

あるいは家に新入りの猫を迎えたかもしれません。
その猫との相性は大丈夫でしょうか?

また、部屋の模様替え、家具の取り換えなどされたでしょうか?
猫は環境の変化が苦手なのです。

飼い主が忙しくて構ってあげる時間が足りないことが、
猫のストレスとなっているかもしれません。

猫もひとりぼっちは寂しいのです。
遊んであげたりスキンシップしたりして
ストレスを軽減させてあげましょう。

 

そして、
すでにスプレーされてしまった場所や物は徹底的に
きれいにしなければなりません。

臭いが残っているとまたそこにスプレーしたくなります。
なのでそこはスプレーしにくい場所に変えましょう。

猫は自分のエサや食器、自分の寝床にはスプレーしませんので、
スプレーされたその場所に猫の食器や寝床を置いてみるのも
ひとつの方法です。

また、別な方法として、
猫のフェイシャルフェロモン化合物のアロマがあります。

フェロモンで気持ちを落ち着かせようという製品です。
どれくらい効果があるのかは猫によりますが・・

それでもダメなら猫の嫌いなニオイを使った忌避剤。
庭などに猫を侵入させたくない人が使っていますね。

でも飼い猫にこれを試すのは気が咎めるかもしれません。
かえってストレスを与えるような気もするので
最後の手段としておきましょう。

マーキングの臭い対策

 

マーキングスプレーの臭い消し対策はいろいろ試す

マーキングスプレーをやめさせる対策をあれこれ行なう際には
同時進行ですでにされた場所の臭いを消さなければなりません。

スプレーの臭いを完璧に消すことはなかなか難しいのですが、
幾つかの方法を試してみましょう。

・消臭スプレーはいろいろありますが、
バイオ分解タイプの消臭剤がお勧めです。

普通の消臭スプレーでは臭いが混じりあって
かえって悪臭になる場合がありますので。

・次亜塩素酸の漂白剤を水で薄めて使う。

漂白剤はアンモニアを中和させるので効果的ですし、
ウィルス除去の効果もあります。

・熱湯をかける。

熱湯は臭いの元の成分を分解してくれます。
ただし、熱湯が使える場所に限定されます。

・ミョウバン水を使う。
ミョウバンを水で10倍に薄めるだけのお手軽な消臭剤。

ミョウバン水は酸性なので、
アルカリ性のアンモニア臭を中和させることができます。

・クエン酸水を使う。
クエン酸粉を水で40倍に薄めます。

クエン酸も酸性なので、アルカリ性のアンモニア臭を
中和させることができます。

 

スプレーされた布類の物で丸洗いできるものは、
漂白剤を入れて洗濯機で洗い流します。

臭いがかすかに残っているようなら
漂白剤に付け置きしてさらにもう一度洗濯。

洗濯できない物や場所には上記の手作りの消臭剤を
試してみましょう。

しっかり溶かしてスプレーボトルに入れ、
臭いの付いたところにスプレーして、
しばし放置後に拭き取ります。

臭い消し対策はこまめに根気よく行なうことが必要です。

 

では、猫のマーキングスプレーについての結論を
もう一度まとめてみます。

最善の対処法は避妊去勢手術ですが、
すでにスプレーを覚えてしまった猫や
ストレスが原因でスプレーするようになった猫は、
手術しても止まない場合があります。

そんな時はむやみに怒るのではなく、
猫のストレスを軽減できるよう努めると共に
幾つかの臭い消し対策を試してみましょう。

やがて少しづつ効果が見えてきて、
時の経過とともに猫も落ち着いてくれば、
猫との平和な生活を維持できるようになるでしょう。

 

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