この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
猫は本当に飼い主が大好きなのでしょうか?
幾つかの行動に猫の気持ちが表れているそうです。
猫は飼い主をどう思って行動しているのでしょうか?
一般に猫は飼い主を仲間の猫だと思っていると言われますが、
実際に猫を飼っている人たちには違う見解もあるようです。
実態はどうなのか調べてみましょう。
猫は飼い主をどう思っているか;一般通説では
イギリスのある動物学者によると、
猫は人間を自分と同じ猫、大きいけど敵意のない猫
だと思っているということです。
であれば飼い主はごくごく親しい猫仲間ということになります。
毎日ゴハンをくれたり、トイレ掃除してくれたり、
よその犬猫に威嚇されると守ってくれたり、
飼い主はとても頼りになる存在であり、
優しく抱っこして撫でてくれる愛情深い存在。
実際飼い猫の多くは飼い主を親猫と思っているようです。
あなたの愛猫もこんな行動をしているのではないでしょうか?
↓
お腹が空いたのか甘え声で訴える。
膝に乗ってきてフミフミする。
家の中でも移動すると付いてまわる。
夜はくっついて寝る。
飼い主の手や顔をなめる。
なめるという行為は信頼している飼い主への愛情表現。
感謝の気持ちやもっと構ってという気持ちの表明でもあります。
このようにして愛猫は飼い主を母親と思って甘えるわけですが、
ときには兄妹猫と思っているような場合もあります。
一緒に遊びたくてじゃれついてくるのです。
おもちゃを使って遊ぶのはよいのですが、
子猫同士の取っ組み合いのような遊びとなると、
若い猫たちとくにオス猫の取っ組み合いは結構激しくて、
本気のケンカかと思うほどなので、
飼い主は傍観者となって見守っている方が無難です。
また、猫は飼い主を
子供だと思っているような時もあります。
子供だからなめてあげるということもあるでしょう。
また子供にお土産を持ってきたり、
狩りの仕方を教えたりすることもあります。
外へ出る猫ならモグラやネズミ、スズメなどを
取って来ることがありますね?
あれは母親へのお土産、
または子供に狩りを教えるためのようです。
飼い主としては有難迷惑なことなのですが、
せっかくの気遣いを怒るわけにもいかず・・・
猫は確かに飼い主が大好き;飼い主たちの見解
では、愛猫は自分をどう思っていると
飼い主は考えているでしょうか?
多くの飼い主の見解では、
★猫は飼い主を猫の仲間でとくに母親だと思っている
という通説が当てはまるようです。
いつでもそばにいようとすること、
姿が見えないと不安になって探すこと、
甘えてスリスリゴロゴロしてくること、
それは大好きという愛情表現ですが、
常に母親のそばにいたい人間の幼子と同じです。
そして、構ってくれないとすねること、
長時間お留守番させられたりすると
ときには嫌がらせで悪さをすることなども同じ。
ティッシュボックスからティッシュを引き出しまくる、
紙類やビニール袋などをボロボロにかみ砕く、
トイレじゃないところにおしっこする、
これらは自分に注意を向けさせたいための嫌がらせ、
やんちゃ盛りの人間の子供と同じです。
いけないことをして怒られるとシュンとするかと思うと、
数分後には何事もなかったかのように甘えるのも同じ。
飼い主としては、手の焼けるわがままっ子でも
100%自分だけに頼っている愛猫は愛しい存在です。
でも中には
★飼い主を下僕と思っているのでは?
と言う飼い主がいます。
エサや水、おやつがほしい時は鳴けばOKとわかっていて、
トイレ掃除さえ鳴いて要求する猫もいるそうです。
気分によってツンデレを使い分ける
わがままなご主人様になってしまっているようです。
さらに、
★仲間以上に独占したい恋人と思っている
という見解もあります。
その理由は
①あのビー玉のような目でじーっと見つめること。
気持ちを見透かしているような眼差しで、
こちらが見返してもそらさない。
普通猫が目を合わせるのはケンカを始める時と言われます。
なので飼い主をじーっと見つめるのは
恋人の気持ちを確認しているのと同じというわけ。
たしかに、猫は何かを訴えたいのでしょう。
おやつがほしいのか、
遊んでほしいのか、
何か不満があるのか、
あるいはやきもちを焼いているのか、
何かを訴えたくてじーっと見つめているようです。
飼い主はそれを察してあげなければなりません。
また
②言葉が通じる、というのも理由のひとつ。
名前を呼ぶと返事をする、
「ゴハン」「おやつ」と言えば飛んでくる、
「ダメ」と言えばシュンとする、
「かわいいね」と言えばうれしそうにゴロゴロ、
まるで言葉がわかっているような反応です。
たしかに猫は2才半の幼児くらいの知能はあり、
80ほどの単語を聞き分けられるということです。
言葉そのものの意味を理解してではなく
口調やトーン、その場の雰囲気を読んで
飼い主が何を言いたいのかをくみ取るようです。
猫にもコミュニケーション能力があるので、
いつも聞いている飼い主の声を聞き分けることを
学習したのでしょう。
以上のように
猫は飼い主をどう思っているかという問いに対する答えは
母親、下僕、恋人、と飼い主によって若干異なる見解がありますが、
いずれも猫にとっては大好きな相手であることはまちがいありません。
そして飼い主にとっても愛猫は
何があっても守ってあげたい大切な存在であることも
まちがいありませんね。