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猫が亡くなったらどうする?火葬か土葬かよく考えて

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

猫が亡くなったら

 

猫が亡くなったとき、どのように対処するか考えていますか?
愛猫はいつまでも一緒にいたい大切な家族ですが、
人間よりずっと寿命が短く、いつかお別れの時がきます。

それで何も問題のないうちから考えておくなら
イザという時ただ動揺して取り乱すのではなく
ある程度落ち着いて行動することができるでしょう。

私自身幾つかの経験を通して学んだことではありますが、
これは3段階に分けて考えておくのが良いかと思います。

猫が亡くなる前、亡くなった日、そしてその後日、
それぞれの日における提案をご紹介しますのでご参考ください。

 

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猫が亡くなる前に考えておくこと

猫がまだ若くて元気であっても、
いつか来るお別れのために考えておくのは良いことです。

きっと愛猫が亡くなった時はショックのあまり
冷静に行動できないかもしれませんし、

お別れを考えておくことで愛猫との生活一日一日を
より大切にしようという意識が生まれます。

まず第一に考えるのは埋葬の仕方、
土葬と火葬どちらにするのか?

土葬は庭などに遺体をそのまま埋めることで、
住宅密集地やマンション暮らしでは難しいですが、
田舎の方では現在も広く行われています。

でも土葬はある程度深く掘らないと
獣に掘り返される心配や衛生上の懸念もあります。

また骨となり土に帰るまで何年もかかるので
引っ越ししないことが前提でしょう。

参考までに、近くの山林に勝手に埋葬するのは
「不法投棄」とみなされますので注意が必要。

このように土葬はあまりお勧めできない理由もあって、
現代は多くの人が火葬を選んでいるようです。

ペット霊園での火葬や移動火葬車による訪問火葬、
また自治体の斎場でのペット火葬、
これらが増えてきたことが大きな要因でもあります。

で、火葬するとして、
そのあと骨をどうするのかまで考えなければなりません。

自宅の庭に埋めるのか
霊園の合同慰霊碑に納骨するのか
個別のお墓を作るのか
葬儀も行なうのか
あるいは海などに散骨するのか

いろいろな場合を考えてみましょう。

その際忘れてならないのは場所と費用の計算。
火葬に費用がかかるのはもちろんですが、
お墓と葬儀までとなると費用はかさみます。

また子や孫が受け継いでくれるかどうかも
考慮に入れなければなりません。

時間の余裕があるうちにじっくり考えておきましょう。

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猫が亡くなった日に行なうこと

猫が亡くなったら、悲しみに打ちひしがれるでしょう。
大きな喪失感から何もできなくなるかもしれません。

でも泣いてばかりいられません。
愛猫にきちんとお別れするために
亡骸をていねいに取り扱って火葬の準備をするのです。

適度な大きさのダンボール箱に新聞紙、ペットシーツ、
バスタオルの順に敷いて、愛猫の亡骸を寝かせます。

眼や口が開いていたら閉じさせて、
汚れがあればきれいに拭き取ります。

掛け布団のようにタオルをかけて、
保冷剤を数個置き、さらにタオルをかける。

横顔を囲むようにお花をたくさん入れてあげる。
大好きだったおやつ、おもちゃを添えるのも良いでしょう。

基本燃えないものは入れてはいけないので缶詰は禁止。
保冷剤は火葬の直前に取り出さなければなりません。

 

次に、電話で火葬の予約を取ります。

自治体の斎場でペットの火葬も行なっているなら
曜日と時間を確認して予約。
ここが最も費用を抑えられるところです。

民間のペット霊園や訪問火葬なら
日時と手順と費用をきちんと確認のうえ予約。

火葬の予約が取れたら一段落。

その時までは愛猫と過ごす最後の時間。
愛猫との思い出をひとつひとつ思い起こして語りかけ、
感謝を伝えましょう。

そして
火葬後に合同碑に納骨ならそのままですが、
個別のお墓に納骨、または骨を持ち帰るのであれば
骨壺を準備しておきます。

 

火葬当日は、予約時間迄には火葬場に到着するのが礼儀。
斎場ではいくつかの予約が入っているはずですから
時間通り進めなければならないのです。

初めにお別れの焼香をしてから火入れ。
焼く時間は1時間弱。

焼き終えて出てくると、
頭と背骨や脚がわかるように並んでいます。

きれいな骨ですが、こんなに小さくなるのか
と愛しさと哀れさで胸がつぶれそうです。

そして、お骨上げして骨壺に入れ、
しばらく自宅で供養する方はそれを持ち帰ります。

猫の思い出

 

 

 

猫が亡くなった後に行なうこと

猫の火葬を終えた後は、
納骨したとしても自宅に骨を持ち帰ったとしても、
もはや愛猫の姿はありません。

家の中がひっそりとして空虚感が漂います。
空洞になった胸の内がうすら寒い。

無気力に座って猫の食器やトイレ、猫ベッド
キャットタワーなどを眺める。

涙が出尽くしたあとは虚無感に覆われ
何もする気がなくなります。

でももうひと踏ん張りしなければなりません。

ほかにも猫がいる場合はそのままですが、
1匹飼いなら猫が使っていた物品を処分する必要があります。

残った餌、食器、トイレ、砂、猫ベッド、キャリーなど、
いつまでも置いておくと気持ちの整理がつかないと
考える人は多いです。

それらを整理して、猫を飼っている友人にあげたり、
ボランティア団体に寄贈したりすることで
気持ちにけじめをつけると言うのです。

そして、もう少し落ち着いてからですが
写真を整理しながら愛猫をしのぶことも必要なステップ。

また涙があふれてきますが、それは愛猫と自分だけの時間。
人に気兼ねする必要はなく
思いっきり泣いて悲しみを吐き出しましょう。

そして十分吐き出したあとは
楽しく幸せだった年月を与えてくれた愛猫に感謝し
本当のお別れをするのです。

その後は霊園での供養にするとしても
自宅にペット用仏壇で供養するとしても

愛猫との思い出を大切にしつつ
前を向いて生きていかなければなりません。
愛猫もそれを望んでいると思います。

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