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猫にも感情がある、それぞれの表現の仕方に気付いてほしい

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

 

猫の感情

 

猫には感情があるのか?と猫を知らない人は思うかもしれません。
猫を飼っている人はもちろん猫にも感情があることを知っています。

そして猫の感情表現は性格によって微妙に異なっていますが、
飼い主はそれに気付いてあげることが必要です。

よく知られているしっぽや鳴き声の見分け方と共に
感情を爆発させた我が家の猫の面白い例もご紹介します。

 

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猫が感情を表現するのは飼い主との関係が基盤

猫には感情がないのでは?とか、
猫は無表情だとか言われることがありますが、
猫にも感情はあるのです。

人と同じように、うれしい、楽しいと感じたり、
悲しい、さびしいと感じたりします。

猫はそれらをしっぽ、耳、鳴き声などで表現するので、
それを観察すると猫の気持ちがわかると言われています。

さらに、声の調子や目つき、体全体で気持ちを表すこともあると
猫を飼っている人は知っているでしょう。

猫を飼っていない人は猫との付き合いがないので
知る機会がないため猫は無表情だと思ってしまうのかもしれません。

よその飼い猫や野良猫を遠目に見る程度では
猫の気持ちを知ることはできませんよね。

何かしらのしぐさで感情を表現していても気付かず
猫はポーカーフェイスだと思ってしまうのです。

猫がポーカーフェイスに見えるのはなぜか、
人と人の関係に置き換えて考えてみるとわかります。

知らない人に自分の感情をあらわにする人はいませんよね。
ですから知らない人の感情は読み取れません。

人と人は長く付き合い仲良くなってくるにつれ、
その人の気持ちがわかるようになってきます。

人の性格は十人十色、感情を強く表す人もいれば
物静かでほとんど感情を表に出さない人もいますね。

猫も同じなのです。
感情表現が豊かな猫もいれば静かで控えめな猫もいます。

飼い主は自分の猫との付き合いが長ければ
その性格をすでにわかっていると思います。

まだ飼い始めて間もないのであれば
お互い理解しようとしている期間でしょうか。

飼い主は早く親密になりたくても
猫の方は相手に心を許すまで様子見かもしれません。

猫が心を開くまで辛抱強く接していくと
やがて猫は飼い主を信頼して素直になります。

甘えたい時は体を寄せてスリスリゴロゴロ。
お腹がすいた時はニャーンとないて訴える。

うれしい時はしっぽを立ててプルプル震わせる。
さびしい時はじーッと飼い主を見つめる。等々

猫は様々な仕方でその時の感情を表現して飼い主に訴えます。
それに気付いて猫の気持ちに沿うようにしていくと
猫と飼い主の関係はさらに深まっていくわけです。

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猫の感情表現が人間のようだった我が家での面白い例

我が家には複数の猫が住んでいますが、
そのうちの1匹はとくに感情表現が豊かで面白い猫です。

エサの時間が近づくと、お腹がすいていることを
みんなを代表して声高に訴えます。

おやつのチュールを見かけると、我先に飛んできて
ンニャンニャ、ゴロゴロとおねだりの猛アピール。

この猫はよくしゃべり、声で感情を表現することが多いのですが、
ある時まるで人間のようだと思った出来事がありました。

いつも食欲旺盛で、すきあらば他の猫の分まで横取りしたり、
エサ保管場所の扉をこじ開けて盗み食いしたりするので、

私に怒られることが数回続いたある日、
少し強い口調で怒ったところ、

グンニャッ、グッ、と叫んで身をひるがえし、
ベランダへ走って行ってバリバリ激しく爪とぎ。
その間も強い声でンー、グッ、グンニャッと叫んでいます。

その様子は、自分だけが怒られることが気に入らなくて
「なんだよッ!なんでいつも俺だけ怒られるんだッ!」
と怒りを表しているようでした。

まるですねた子供が悪態をついているように見えて
思わず笑ってしまいました。

その時はほんとに猫の言葉を正確に理解したいと思ったものです。

最近は猫語翻訳アプリというものがありますね。
鳴き声をスマホで聞き取って翻訳するというもの。

後日その猫語翻訳アプリを使ってみたのですが、
当たっているようでもあり、的外れな感じの時もあり、

十人十色の猫の声を翻訳するのはやはり難しそうです。
でも楽しみながら猫の気持ちを知ろうとするのは良いかもしれません。

猫の感情わかる?

 

猫の感情表現の見分け方を意識する

猫が感情を表現する方法としては、
しっぽの動かし方や鳴き声で表現することが多いです。

よく目にするしっぽの動かし方は多くの人が知っていますね。

・しっぽをくねらせて近づいてくる時は、
→遊びたくてわくわくしている気分。

・しっぽを立てて小刻みに震わせている時は、
→うれしくてかまってほしくて興奮している。

・しっぽをだらんと下げている時は、
→元気がなくしょんぼりしている状態。

・しっぽを大きく動かしている時は、
→ばたばた大きく動かすのはイライラしている、
大きくゆっくり振っているのはゆったり上機嫌。

・寝ている時しっぽの先だけ小さく振る、
→名前を呼ばれても起きるのが面倒な時の“しっぽ返事”

では、鳴き声はどうでしょうか?

文章で書くと「ニャオ」とか「ニャーン」とかになりますが、
なんだかわかりにくいですよね。

威嚇の「シャーッ!」は誰でもわかると思いますが、
結構微妙に異なっている鳴き声を理解するのは難しいです。

甘えている、喜んでいる、怒っている、
寂しがっている、等々

飼い主なら声のトーンや強弱、語尾の長短などから
ある程度察することができ、
それに行動が伴うともっとわかりやすくなります。

食器のそばでないていればエサの要求ですし、
ドアのそばでなら開けてほしいのです。

さらに
これは飼い主でないとわからないかもしれませんが、
猫の目はその時その時の感情を訴えていることがあります。

「目は口ほどに物を言う」という言葉、
人に関して言われることですが、猫も同じです。

しっぽや鳴き声だけでなく
猫の目は大いにその感情を表しているのです。

おいしいエサをもらう時は大きく見開いた目が輝いています。
不満があって怒っている時は目がつりあがって明らかに怒り目。

長く付き合っていれば猫の性格がわかってきて、
黙って目で訴えることもわかるようになります。

人と人の関係と同じように、
猫との関係も時間をかけて築いていくことで
お互いわかりあえるようになるでしょう。

これから猫を飼おうと考える人は
猫にも感情があること、
それぞれ表現の仕方が異なっていること、

飼い主がそれに気付いてあげることが猫との関係構築に
大切であることを知っておいていただければと思います。

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