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猫もひとりぼっちは寂しい、相性の合う仲間がほしい

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

猫もひとりは寂しい

猫は元々野生で単独生活をしていたので寂しさは感じない
という説がありますが、それは違うと猫を飼っている人は答えます。

猫にも感情があり、猫もひとりぼっちは寂しいのです。
猫と暮らしている飼い主にはそれがよくわかります。

では猫が寂しいと感じているのはどのような様子からわかるのか、
実際に猫との生活の中で生じた場面からご紹介します。

また、寂しさが高じて問題が起きた場合の対策について、
猫と飼い主双方にとって最善なのは仲間であることについて考えましょう。

 

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猫がひとりぼっちは寂しいと感じている様子

猫がひとりぼっちは寂しいと感じるのはどんなときでしょうか?

飼い主がかまってくれないとき、
今まで同居していた猫がいなくなったときなどは
明らかに寂しさを感じているとわかります。

とくに相棒が病気等で亡くなったときの落ち込み具合は
見てわかるほどです。

その多くは高齢猫の間で生じるのですが、
残された方の猫は元気を失い、
所在ない感じで佇んでいる後姿に哀愁が漂っている。

飼い主も愛猫を失って落胆しているわけで、
残った愛猫の悲しみが痛いほどわかるのです。

ひとりぼっちになったという自覚があるみたいで、
その寂しさに耐えている様子がいじらしくなります。
まるで人間と同じようなのですから。

相棒を失った猫は元気を失い食欲も落ちます。
早く立ち直れば良いのですが、その状態が長く続くと
体調を崩して病気になる確率が高くなってしまいます。

ひとり好き勝手に生活しているように見える猫にも
仲間が必要なのです。

じつは猫もひとりだけでいるより
仲間といた方が免疫力が上がるということご存じですか?

昔の私事ですが、
当初は猫を1匹だけ飼っていました。

ある時血尿を出し動物病院を受診し、結石の治療を開始。
当時は知識もなく管理がうまくできなかったこともあり、
年と共に腎臓病へと進み、なかなか良くなりませんでした。

仲間がいた方が良いという獣医師の勧めでもう1匹飼うことに。

年齢差がありましたが、まもなく2匹は仲良くなり、
活発に遊ぶようになりました。

すると年長の先住猫は活動的になったため元気が出てきて、
エサも競うように食べるようになったのです。

仲間がいる方が免疫力が上がるという獣医師の言葉は
本当だったと実感したものです。

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猫が寂しいとき一番一緒にいたいのは飼い主だけど・・

猫の寂しさ解消には仲間がいると良いのですが、
じつは猫が一番一緒にいてほしいのは飼い主。

仲間も好きですがなんといっても飼い主が大好きなのです。
そばにくっついていてかまってほしい。

飼い主が忙しくてかまう暇がなくても、
できればいつも視界の中にいると猫は安心。

田舎の方では室内外出入り自由の飼い方が未だに見られますが、
猫は飼い主と共に外出し、見える範囲内で待機しています。

付かず離れずの距離でクールに振る舞う猫でもそうなのです。
完全室内飼いの甘ったれ猫なら尚更飼い主の不在は寂しい限り。

飼い主が留守のときの猫の行動はどんなものか、
監視カメラを設置して確認している人もいるそうですね。

監視カメラのない我が家ですが、偶然それを知ることができました。

ある日具合が悪いので休みを取って寝込んでいました。
猫のいない別室で寝ていたのを猫は気付かず、飼い主不在と思い込んだようです。

いつもとは違うなき方で「アオーン、アオーン」と言いながら
家の中をあちこち歩き回っています。
まるで犬が飼い主を探し回っているような感じで驚きでした。

別の甘えん坊猫は飼い主が出かけるとき引き留めようとします。
そして帰宅したときは玄関で待ち構えていて、家に入った瞬間飛びついてくる。

飼い主が大好きでいつも飼い主と一緒にいたい猫、
飼い主としてはかわいくてたまらないわけですが、

あまりにも密接な関係はお互いに困った事態を生じさせることがあります。

猫の“分離不安症”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

猫だけでなく猫と飼い主双方がお互い依存しすぎるなら
どちらも分離不安症になる可能性があります。

飼い主は自分を見失うことなく冷静に猫の分離不安症に向き合い、
飼い主としての責務を果たさなければなりません。

そのためには、やはり猫には猫の仲間が最善なのです。

兄妹猫

 

 

 

 

猫の寂しさ解消のため最も相性が合う仲間は兄妹

猫の寂しさを解消するには猫の仲間がほしいところ。
でも簡単に複数飼いにすることはできません。

猫は別な誰とでも相性が合うわけではないからです。
新入りを迎えるには慎重さが必要です。

猫も若いうちなら順応性が高く、
年齢を重ねるにつれ順応しにくくなるのは人と同じ。
新たな猫を迎えるのは若いうちの方がうまくいくかもしれません。

迎えた新入り猫と急に対面させたら、
最初はお互いびっくりしてシャーッと威嚇するでしょう。

新入りはいきなり目の前に登場させるのではなく、
最初はケージの中からご挨拶。

徐々に見慣れてくるようにすれば
ケンカに発展することはないですから。

若いうちであれば数日で仲良くなれるでしょう。
でも相性が悪いといつまでも仲良くなれません。

相性を確かめるにはお試しができると良いですよね。
トライアル制度のある里親会からの譲渡がお勧めです。
しっかり相性を確かめて仲間を見つけてあげましょう。

ところで、
猫の最も相性が合う仲間は一緒に生まれ育った兄妹猫。
里親会が最初から2匹一緒を勧める理由はここにあります。

猫が寂しくならないように、
心身ともに良い状態で過ごせるようにと願ってのことです。

もし数年後に新たな猫を迎えようという場合は
あまり年齢差が大きくない猫を選びましょう。

できるだけ順応しやすい状況を作って
猫の気持ちに応えてあげたいものです。

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