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猫を保護したらどうすれば良い?と尋ねる人が知りたいこと

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

猫を保護したらどうする?

 

猫を保護したらどうすれば良い?と尋ねる人は
実際のところ何を知りたいのでしょうか。

いくつかのパターンが考えられます。

保護した猫をどのように扱えば良いのか知りたいという人は
すでに猫を保護したあとで、
猫についての知識がないので戸惑っているのかもしれません。

あるいはまだ保護していないけど保護したい猫がいるので
保護する方法やその後の手順、飼い方などを事前に知りたいのかも。

中には、自分では保護することも飼うこともできないので、
保護したい猫を誰かにお願いしたいという人もいます。

ともあれその人の前に気になる猫が現れて、
放っておけないと感じたわけです。

ではそれぞれの場合において
猫を保護したら実際どうすれば良いのか見ていきましょう。

ボランティア活動を通して知り得た方法を具体的に
お伝えしていきます。

(子猫の場合は別ページで扱います)

 

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怪我や病気のように見える猫を保護したら

外見上明らかに怪我していたり、
病気でぐったりしているのであれば治療が必要。

すぐに動物病院へ連れていき必要な治療を受けさせたいところです。
しかし警戒心の強い猫が初対面の人に素直に捕まることはないでしょう。

自分で動けないほど弱っているのなら別ですが、
大抵は逃げようとします。

その場ですぐ保護しようと焦らず、
段階を踏んで取り組んだ方が良いかもしれません。

まずは猫を怖がらせないようにそうっと近づいて腰を下ろし、
静かに話しかけ、エサやチュールを差し出す。

猫は離れた所から不審そうに見ているものの、エサは食べたい様子。
であればそこにエサを置いて、自分は後退し離れて見守る。

どれくらい食べるか食欲を知りたいところ。
完食してもっと食べたそうであれば、そっと近づいて少し追加。

あまり食べないなら、具合が悪くて食欲がないのか
すでにどこかで何かを食べたのか・・

病院の獣医師に伝えるために猫の様子をよく観察します。

 

ところで
猫を保護するには事前の準備が必要です。

病院に連れて行くためには猫を入れるキャリーケースがまず必要。
キャリーが無ければ洗濯ネットに入れてダンボール箱で代用も可。

弱っているせいかおとなしくて捕まえられるのであれば
そのまま保護して病院へ直行できます。

しかし、大抵は逃げようとしますので、
キャリーや小型ケージ、捕獲器などを使います。

とりあえずエサを与えて安心させ、
猫がその場を去らないうちに保護する道具を持ってくる。

または、そこでエサを与えることを繰り返して覚えさせ、
様子を見計らって保護する、というのが一般的な段取り。

 

そして、病院で診察と治療を受けますが、
その後しばらくの治療期間を要するなら
猫をどこに保護しておけば良いでしょうか?

病院に入院させるかもしれませんし、
通院と投薬治療なら保護した人の自宅においておくことになるかもしれません。

つまり、猫を保護するにはまず道具が必要ですし、
その後の保護場所も考えておく必要があるのです。
当然病院治療の費用も予定しておかなければなりません。

猫を保護するのはそれほど簡単なことではなく、
しっかりと覚悟した上で行なうことなのです。

猫を保護したら?

保護したい猫がやけに人懐こくすり寄ってくる場合

人にすり寄ってくるということは純粋の野良猫とは思えません。
飼い猫が捨てられたのか、ちょっと脱走してさまよっているのか、
そんな状況が考えられます。

あるいは極めて稀ですが人好きな野良猫かもしれません。
誰かに餌付けされて人に慣れ、人への警戒心がなくなったのか。

それは生来の性格がよほど穏やかで素直な猫なのでしょうが、
なかなかそんな野良猫に出会うことはありません。

たいてい人懐こい猫は飼い猫である場合がほとんどです。

捨てられたのだとすれば、助けを求めているのでしょう。
空腹な上に見知らぬ所で困惑しているのかもしれません。

そんな場合はまず猫の状態を確認します。

被毛や足裏はどれくらい汚れているでしょうか?
汚れの程度で外生活のおおよその期間がわかります。

毛艶と体型はどうでしょうか?
毛がバサバサで艶がない、骨が浮いて見えるほどやせている?

あるいは毛並みがキレイでふっくらしている?
それもさまよっている期間の推定材料です。

また鼻水や目やにが見えるのであれば鼻気管炎かもしれません。
単に猫風邪なのか何らかの感染症なのか動物病院の診察が必要です。

 

動物病院での診察の後保護宅にてしばらく預かってもらい、
警察と保健所に保護届けを出し、

近隣へのチラシやポスターによる告知で飼い主を探します。
インスタ、ツイッター、フェイスブックなどを利用する人もいます。

猫を保護したらなつこい

 

こんな事例がありました。

ある人が、
長毛のノルウェージャンらしき猫がウロウロしているのを発見。

血統書付きのような高級感のある猫、
人を恐れる様子はなく、近づいても逃げない。
飼い猫がちょっと脱走して道に迷い戸惑っている感じ。

ということで、
近所の人と数人で保護しボランティア団体に相談。

おとなしいので飼い猫かも、捨てられたのかな、
病院にかけて里親募集しようか、と相談し合う仲間たち。

しかし、
ボランティアのアドバイスに従い警察と保健所に通報し、
写真付きチラシを近隣に貼り付けたところ、

発見場所から数件先の家の飼い猫だったことが判明、
猫は無事にその家に送り届けられました。

基本的な手順に従って行ない成功した事例です。

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猫を保護したいけど自分では飼えないという場合

気になる猫を発見、保護してあげたい。
でも自分はペット禁止のアパート住まい。

または、すでに猫を複数飼っていてこれ以上無理。
あるいは家族に猫アレルギーの人がいる。

何らかの事情で自分では飼えないという人もいます。

そのまま見過ごすのは心がつらい。
なんとか助けることはできないでしょうか。

そのような場合にとるべき方法は↓

* 友人知人に声をかける。

* 自身のSNSで里親募集する。

* ネットの里親募集サイトに掲載する。

* 動物病院に里親募集のチラシを貼ってもらう。

* ボランティア団体に相談する。

とりあえず猫を保護してから以上のことを行なってみましょう。
諦めずに努力し続ければ、
良い人と出会えることがままあります。

そして“猫の恩返し”かもと思うようなことが起こったりするのです。

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