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長毛猫の毛玉対策、魅力維持のためには必要不可欠

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

長毛猫の魅力

長毛猫はその美しい毛並みで多くの人に人気があります。

でも長毛種は毛玉ができやすく、
飼い主に苦労をかける猫なのです。

ここでは長毛猫の魅力について、
またそれゆえに生じる問題について見ていきます。

そして飼い主が努力する長毛猫の毛玉対策は、
短毛猫にも参考になりますので共に見ていきましょう。

 

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長毛猫の魅力と問題

長毛猫の魅力はなんといってもゴージャスな毛並み。

長い被毛はツヤツヤと輝きがあって優しい手触り。
触った感触もふわふわ柔らかくて温かい。

長毛猫は黙って座っているだけでも圧倒的存在感!

そしてまさにキャッツアイのような瞳で見つめられたら・・

猫好きにはたまらない魅力です。

人気の長毛猫といえば、
ペルシャ、メインクーン、ラグドール、スコティッシュ、
ノルウェージャン、サイベリアン、ソマリ、などでしょうか。

なお、血統書付きでなくても長毛猫はいます。

遺棄された血統書猫かその子孫だと思いますが、
我が家の保護猫20匹のうち4匹が長毛猫です。

 

長毛猫はたいてい上品で落ち着いています。

性格は物静かで穏やか、
ほかの猫と友好的に生活できるだけでなく、

賢くて人なつこく、飼い主に従順、
温厚で優しいので猫にも人にも好かれます。

まれに気難しい猫もいますが、総じて穏やかです。

しかし

外見と性格、文句のつけようがない、
癒し効果抜群の長毛猫ですが、

その長毛ゆえの問題があるのです。

◆世話に手間がかかる。

美しい毛並みを維持するにはブラッシングが必要。

毎日は無理でも頻繁にブラッシングするため、
時間と手間がかかります。

◆部屋の汚れが目立つ。

短毛の猫より抜け毛は多くなり、
部屋が埃っぽく汚れるので頻繁に掃除機をかける必要あり。

◆毛を多く飲み込むので胃の中に毛玉ができる。

毛が多く長いので、
どうしても短毛猫より多く飲み込むことになる。

結果毛玉を吐くことが多くなりがちで、
吐き出せない猫は毛球症になる可能性も生じます。

◆お尻周りの毛が汚れやすい。

毛が長いので、排便時に付きやすい。
下痢したりするとお尻周辺が大変なことになります。

◆最大の問題は体表面の毛玉。

毛が長くて密集しているので毛玉になりやすい。

首、脚の付け根、お腹などに、
部分的に固まり始めた毛を見逃すと、

そこから徐々に固まりは大きくなっていき、
ブラシでは取れない毛玉になってしまいます。

早いうちにハサミやバリカンで除去すれば良いのですが、
放っておくと毛玉は次々と増えていきます。

体表面の毛玉は長毛猫だけの問題ではありません。
短毛猫でも毛玉はできるのです。

病気や老齢のためグルーミングできなかったり、
長期間の汚れが粘着状になったりして、

全身の毛が鎧のように固まっている猫もいました。

長毛猫も短毛猫も、
固まった毛玉を自力で取ることはできないので、
飼い主が対策を講じる必要があります。

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長毛猫の毛玉対策

長毛猫はみな毛玉予備軍と言えますが、

毛の質によって毛玉ができやすいかどうか
多少の違いがあるようです。

でも春と秋の換毛期は要注意の時期ですね。

換毛期には長毛猫も短毛猫も抜け毛が多くなり、
毛玉ができやすい状況となります。

猫自身が抜け毛を取り除くには限界があり、
グルーミングで飲み込む量が多いと今度は
胃から吐き出すべき毛球ができてしまいます。

ですのでどうしても
飼い主が毛玉対策を講じる必要があるのです。

対策としては次のような段階があります。

① ブラッシングまたはカット

獣毛ブラシやコームでは物足りないので、
我が家ではスリッカーブラシを使っています。

ブラッシングを怠ると換毛期の長毛猫は
間違いなく毛玉ができ始めます。

でき始めの小さな毛玉はそこだけハサミでカット。
そしてブラッシングすれば目立ちません。

軍手のようなグルーミンググローブというのもありますが、
これはなでるだけで抜け毛が取れるので猫も人も楽です。

② バリカン

ハサミでカットするには大きくなってしまった毛玉、
これはバリカンで切り落とします。

皮膚を傷つけないように注意しつつ、
毛玉の根元にバリカンを入れるのです。

少し電気音がするので恐がる猫もいますので、
そんな時は二人がかりでやります。

③ 最後の手段は病院で丸刈り

あまりに毛玉が多かったり、
固まりが全身に広がっていたりする場合は、

動物病院で丸刈りしてもらうことになります。

ペット美容院では猫のトリミングはやらないので、
動物病院にお願いしなければなりません。

ただし麻酔をかけるのでリスクはあります。
猫の健康状態を確認して獣医師と相談の上です。

夏場の暑さ対策と兼ねて
サマーカットする飼い主もいますね。

長毛猫のライオンカットは、
いつもと違う雰囲気でカッコイイかもしれません。

 

ともあれ最後の手段まで講じるのではなく、
定期的なブラッシングで毛玉を予防するのが最善です。

コミュニケーションの一環としてルーティン化するなら、
猫もブラッシングを心地よく感じるようになるでしょう。

また、抜け毛が減ることでお掃除が楽になりますし、
ノミやダニ、皮膚病の早期発見にもつながります。

猫と飼い主双方の益のため、
ぜひ定期的なブラッシングを心がけていきましょう。

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