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猫の爪切り、嫌がるけどどうすれば良い?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

爪切り嫌?

猫の爪切りは多くの飼い主の悩みの種かもしれません。
猫が嫌がるのでやらずに済むことなら避けたいもの。

でも猫の爪を切らないとどうなるか考えると
避けることはできないとわかります。

このページでは、
猫が爪切りを嫌がる理由を知った上で、
猫の気持ちを思いやりながら行なうこと、

また、爪切りの道具をうまく使いながら行なうことを、
我が家の猫たちの実践を通してご紹介します。

 

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猫の爪切り、切らないとどうなる?

猫の爪切り、苦手な飼い主さんが多いと思います。

多頭の我が家でも素直に切らせてくれる猫は少ないのが実情。
やらずに済むなら後回しにしたい仕事です。

しかし爪切りしないと飼い主が困ることになるので
あれこれ苦労しながらやらなければなりません。

猫の爪切りをしないとどうなるでしょうか?

家具や壁、カーテンや絨毯、ソファーが
ボロボロになってしまうかもしれません。

猫自身が絨毯に爪を引っかけて取れなくなり、
根元から折れてしまうこともありますし、
伸びすぎて巻き爪になり、自分の肉球に刺さることも。

また、じゃれあっているつもりなのに
ほかの猫に傷を負わせてしまう、
飼い主にひっかき傷をつけてしまうこともあります。

飼い主が引っかかれると猫ひっかき病やパスツレラ症などの
感染症の心配が生じるので危険です。

遊ぶ時はつい前脚にだけ注意しがちですが、
後ろ脚の方が威力があって傷は深くなります。

後ろ脚の方が爪は太く湾曲が少ないうえ、
蹴る力が強いからです。

 

猫は爪とぎして古い爪を落としているから
爪切りしなくても良いのでは?と言う人もいます。

たしかに爪とぎグッズのそばに、
取れた爪が落ちていることが時々あります。

でもそれは外側の古い爪で
内側の新しい爪の先端は尖ったまま。

しかも古くなった全ての爪が
爪とぎではがれるわけではありません。

やはり猫と飼い主双方が平和に暮らすためには
爪先は切らなければならないのです。

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猫が爪切りを嫌がるのはなぜ?

猫の爪切りは必要不可欠ですが、大抵の猫は嫌がります。
おとなしく爪切りさせる猫はごく少数。

多くの猫は嫌がって逃げますし、
大騒ぎして怒ってしまう猫もいます。

子猫の時から人に触られることに慣れていれば
ある程度スムーズにできるかもしれませんが、
子猫でも爪切りは嫌いで暴れる子猫もいるのです。

猫がそれほど爪切りを嫌がるのには理由があります。

脚や肉球、爪先は重要で敏感な部分ですから
本当はいじられたくないのです。

それなのに無理に押さえつけられ痛い思いをさせられたら
爪切りは痛いものと刷り込まれてしまいます。

爪を切った瞬間の衝撃が“痛い”と脳に伝わった。
あるいは間違って深く切って血を出してしまった。

そんなことがあれば爪切りは恐怖の対象、
大嫌いになってしまいます。

そんな猫の気持ちを思いやりながら
なんとかなだめて爪切りをしたい。

飼い主は痛い思いをさせないように
あれこれ工夫しなければなりません。

猫と頻繁にスキンシップして、
足先に触ったり肉球を押してみたりして
触られることに慣れさせようとします。

子猫から飼い始めたのであればやりやすいです。
成猫でも人馴れしていれば大丈夫。

事前の準備として、普段のスキンシップの中で、
肉球を押して爪の状態を確認、
血管の通っているピンクの部分は根元からどれくらいか、

ピンクでない爪先をどこまで切ることができるか、
やさしく猫を構いながら見当をつけておきます。

そしていよいよ爪切りの日、
いつものように構いながら、

さりげなく爪切り体勢にして、
ポケットから出した爪切りで素早く切る。

一度で全部切ろうとすると無理になるので、
片脚だけまたは前脚だけにして、早めに切り上げます。

無事に爪切りができたらほめちぎって
おやつをあげるなどして猫を喜ばせ、
爪切りの後は良いことがあると覚えさせましょう。

場合によっては家族の協力が必要かもしれません。
バスタオルでくるんだり、
おもちゃやおやつで気をそらしたりして、
手際よく進めるようにしましょう。

熟睡するタイプの猫であれば
寝ている間に1、2本位切ることができるかもしれません。

爪切りしよう

 

猫の爪切り道具をうまく使う

猫の爪は前脚5本ずつ、後ろ脚4本ずつの合計18本。
前脚の爪は物を引っかけやすいように鋭くて湾曲しており、
後ろ脚は踏ん張る力が加わるので爪は太くて頑丈。

前脚の爪の方が伸びるのが早く、
後ろ脚の爪の伸びはわりとゆっくり。

ですので我が家の爪切りは、
いつも18本全てを切るのではなく、
前脚の爪切りがメインです。

後ろ脚の爪は伸びているのを確認した時に
切ることにしています。

爪切り道具はどんなものが良いでしょうか?

ハサミ型、ギロチン型、ニッパー型、電動やすりなど
いくつかの種類がありますので、
使いやすく猫に負担の少ないものを選びましょう。

我が家で使っているのはギロチン型と、
大きいサイズの人間用の爪切り。

ハサミ型は人の手には小さくて、
指を入れると妙に扱いにくいのです。

ギロチン型は、丸く開いた刃の部分に爪をさし込み、
グリップを握るとスパッと切ることができます。

これは動物病院でも使われている爪切り道具で扱いも簡単。
爪の先端を入れすぎないよう気をつければ手早く終えられます。

切るのは先端の尖った部分2,3ミリほど、
ピンクのすれすれまで切ろうとすると誤って
血管を切ってしまい出血するかもしれないので要注意。

痛い思いをさせたら猫はますます
爪切りが恐怖になってしまうでしょう。

我が家では人間用の爪切りも使っています。
猫の爪が割れてしまうのでは?と心配する人もいますが、
角度に気を付ければ大丈夫です。

爪を横に寝かせた状態にして、爪切りで上下に挟みます。
ピンク部分がはっきりわかるので深爪を防げます。

大きいサイズなので扱いやすく
一度でパチンと切れて早いのです。

 

そして猫それぞれの性格を考えて
バスタオルや洗濯ネット、エリザベスカラー
などを利用することもありますし、
二人がかりでやることもあります。

できるだけ猫に嫌な思いをさせないようにしたいのですが、
最後の手段は動物病院でやるのと同じ
首根っこをギュッと捕まえ猫が身動きできなくなる方法。

何度も謝りながらなだめながら
手早く終えるように心がけています。
もちろん終わったらおやつでご機嫌とりです。

猫のお世話の中でも難しい爪切りですが、
猫の信頼を失わないように気を配りつつ
工夫を重ねて行なっていくことにしましょう。

どうしても爪切りさせてくれない猫は
動物病院で切ってもらうしかありません。

猫にとっては病院治療のひとつとなってしまいますが、
病院で行う方が猫は諦めがついてやりやすくなるので
飼い主の精神的負担は軽減されます。

このページでは
飼い主にとって難関の猫の爪切りを取り上げました。
なんとか猫と折り合いをつけながら取り組んでいきましょう。

 

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