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猫がよく耳を掻くけど掃除すれば大丈夫?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

猫の耳

 

猫の耳は優れた聴覚器官であると共にかわいいチャームポイント。
大事にするために耳掃除の必要性を忘れてはなりません。

複雑な耳の中をのぞいて耳垢を見分け、どのように掃除するか、
実践例を基にご紹介します。

また、猫がしきりに耳を掻いていたら
耳掃除だけでは済まない注意すべき病例等もご参考ください。

 

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猫の耳は大事なチャームポイント

猫の耳は大事な聴覚器官。
猫は犬より約2倍優れた聴力で、
人間が聞き取れない超音波さえ聞き取ることができるのです。

猫がどれほど音に敏感か、
猫を飼っている人ならわかりますね。

猫が耳をピクピク動かして、
気になる音を確認しようとする姿が時々見られます。

その様子から飼い主も何事かを知る場合もあるので、
猫の優れた聴覚はありがたいものです。

聴力を別にしても猫の耳は大きなチャームポイント。

猫を見るとき最初に視線が行くのは顔の目、耳、鼻。
とくに耳があってこそ猫だとわかるのではないでしょうか。

猫の頭をなでる時、耳も一緒になでる感触、
一旦後ろに倒した耳がスッと元に戻る、
一連のこの感触がたまらないという飼い主は多いはず。

耳の毛は全体に他より薄く、内側には毛がなくピンク色。
薄く平たいのでつい指で挟んでこすってみたりします。

長毛の猫は耳の中からも長い毛が出ていて
それもまたかわいいのです。

飼い主の中には猫と顔をくっつけて耳を噛んでみたりする人も。
猫の耳は人を引き付ける魅力があるようです。

人気の猫グッズの中にも耳を扱ったものがあります。
帽子やヘッドホンにも猫耳の製品が見られたり、
コスプレ用カチューシャ等はなかなかです。

猫の耳は飼い主だけでなく
一般の人にとってもチャームポイントなのですね。

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猫の耳を守るには耳掃除が必要

猫の耳は大事な器官でありチャームポイントです。
そんな猫の耳の良い状態を維持するために
耳の健康状態をチェックすることはありますか?

時々耳の中を調べて、耳掃除をしているでしょうか?
耳掃除までは気が回らなかった人がいるかもしれません。

しかし
耳には元々自浄作用があり細菌や異物の侵入を防いでいます。
人間の耳も猫の耳も同じ働きがあるのです。

直立して外に向いている耳は通気性が良いのでむれにくく
それほど汚れは溜まりません。

ですので人の耳掃除と同様猫の耳掃除も
気になった時に行なう程度で良いのです。

頻繁に耳掃除するならむしろ耳の中を傷付けてしまう
可能性があります。

猫とスキンシップの際に時々耳の中をのぞいて、
汚れを見つけたら掃除することにしましょう。

猫の耳の中はねっとり湿っており、いわゆる“猫耳”。
そこに薄茶色の湿った耳垢が付いているかもしれません。

ほんの少しであれば正常な耳垢なので
自然と外に出て行くでしょう。

でもその量が多かったり色が黒かったりしたら
耳掃除が必要です。

●耳掃除はどのように行なえば良いでしょうか?

ほんの少しだけの汚れなら
ティッシュを指に巻いてそっと拭き取る程度。

黒い耳垢がベッタリ多かったら
きちんとお手入れしなければなりません。

コットンやガーゼを湿らせて、
耳をめくって広げ、そっとすくうように拭き取る。

耳の中の複雑な溝に張り付いている耳垢を
何度か繰り返して拭き取ります。

この時イヤクリーナーを用いるのも有効です。
耳の中に数滴垂らして、耳の付け根を外から軽く揉む。
浮いてきた耳垢は拭き取りやすくなります。

猫は耳掃除されるとこそばゆいのか痛いのか、
頭を振ったり後ろ脚で耳を掻いたりするでしょう。

でもそのあとはスッキリするはずなので、
初め少し嫌がったとしてもしっかり抱っこして行なえば大丈夫。
爪切りほどの抵抗はないと思います。

ところで、
猫が後ろ足で耳を掻いているのを見ると
外の皮膚がかゆいのか、耳の中がかゆいのか、
原因を調べようと思うことでしょう。

猫の耳掃除

 

猫が耳を掻く理由を判別する

猫がしきりに耳を掻いていると気になります。

耳垢が溜まっているのか、ノミダニなのか、
皮膚病または外耳炎なのか、ほかの病気があるのか。

耳掃除で解決することであれば良いのですが、
難しい病気だったりするとショックですね。

猫が耳を掻く理由を判別してそれに応じた対処が必要です。
参考となる目安を見ておきましょう。

・耳垢が多くて黒いという場合は耳ダニであることが多いです。

耳ダニは繁殖力の強い寄生虫で強いかゆみがあります。
掻き傷ができるほど掻いていたら耳の中を調べましょう。

・耳が臭いという場合は細菌感染、または傷の化膿かもしれません。

・表から見える範囲の外耳に炎症が起きていたら外耳炎。

この場合も耳垢が多くなっています。
炎症の始まりは耳ダニや異物混入、細菌感染の場合も有り。

頻繁に頭を振ったり、耳を引っ掻いたり、
床などにこすりつけたりしていたら、
動物病院を受診しましょう。

外耳炎は痛いので、治療が遅れると頭をいつも傾けた状態に
なってしまうこともあります。

また放っておくと耳血腫に発展することもあり、
治療が長期化するので早めの受診が必要です。

耳の皮膚が一部剥げているようなら皮膚病かもしれません。
それが糸状菌だと人にもうつるので要注意です。

また、稀ではありますが、
扁平上皮癌という恐い病気のこともあります。

耳の先端がジクジク傷とかさぶたを繰り返しなかなか治らない。
皮膚病かと思っていることが多いようです。

以上のように猫の耳は普段無意識に見過ごしていると
何らかの問題を抱えていることもあるのです。

小さいけれど猫の耳は、
大事な体の器官であり大事なチャームポイント、
日頃の観察を通して愛猫を見守っていきましょう。

 

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