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動物病院の選び方、愛猫はどんな人に診てほしいか

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

動物病院の選び方

猫をペットに飼っている人は必ず動物病院のお世話になるものですが、
数多くある動物病院の中からどのように選んでいるのでしょうか?

飼い主が選ぶのはどんな動物病院なのか、
どんな獣医師に診てほしいと思っているのか、
飼い主とボランティア双方の目線でご紹介します。

 

 

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どんな動物病院を飼い主は選ぶか

猫を飼っている人は大抵動物病院のお世話になります。

動物病院はいたるところに散在していますが、
どんな動物病院を選んでいるのでしょうか?

どう選んだかに関して多くの人が第一にあげるのは
●近くにあるなど交通の便が良いこと。

そもそも動物病院に行くことになったきっかけが
ペットのケガや病気なので緊急に選ばなければならない、
ということで近場の病院をまずは探すわけです。

友人に情報を聞いたり、
ネットの口コミを調べたりする人もいますが、
その際も交通の便を優先して検討しますね。

そして、実際にその動物病院に行ってみて、
建物内外の様子をまずチェックします。

●重要なのは“清潔感”
新しいかどうかよりも清潔で衛生的であることは大事です。

病院内外の掃除や整理整頓が行き届いているかどうかは
その動物病院の第一印象です。

次に大事なのは、
●看護士や獣医師のペットへの対応の仕方。
受付も含めて看護士の方々がペットに優しいかどうか。

基本動物を好きな人が動物看護士になっていると思いますが、
やさしい笑顔で接してくれる人は好印象です。

仕事をきっちりこなそうとするあまり
無口で事務的な態度だと冷たく感じますし、
ペットも恐れてしまうように見えます。

飼い主が動物病院を選ぶ際に最も重要な要素となるのは
獣医師の対応の仕方と医療技術ですが、
その点は次の副見出しで考慮します。

さて、最後になる会計も大切です。
診療料金の明瞭な提示がされているでしょうか。

ホームページで明示されているなど
料金体系に不明瞭な点がなければ安心です。

さらに、これからの動物病院のあり方として重要なのは
・インフォームドコンセント
・セカンドオピニオン
これらに対応してくれるかという点です。

そうであればより良い動物医療を目指す病院として
信頼に応えてくれることでしょう。

 

もしペットが神経質な猫であるなら
「キャットフレンドリークリニック」を選ぶという手もあります。

Cat Friendly Clinic(CFC)とは、
猫にやさしい動物病院の“道しるべ”として国際猫医学会によって
確立された国際基準の規格で、世界的に普及しているそうです。

認定された動物病院は、猫専任従事者を設けることで
より猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供しているとか。

2022年現在日本には200ほどのキャットフレンドリークリニックがあります。
http://www.jsfm-catfriendly.com/cfc/hospital.html

まだまだ数少ないのが残念です。

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どんな動物病院・獣医師に愛猫を診てほしいか

どんな動物病院に診てほしいかという時、
ついつい動物病院の建物や設備などに注意が向きますが、

最も大事なのはそこの獣医師がどんな人で
どれほどの知識と技術を持っているかという点です。

外見だけではわかりませんので
実際の診察の際に観察するしかありませんが。

医療に関して何の知識も無い飼い主であっても
獣医師の言動からおおよその推測はできます。

獣医師のペットへの対応はどうでしょうか。

やさしく触って丁寧に診てくれるでしょうか。
聴診器をあてて呼吸や心臓音をしっかり聴いていますか?

ペットの状態を知るためいくつか質問する際、
飼い主の話をよーく聞いてくれますか?

行なった検査の結果や病状についてわかりやすく丁寧に説明し、
飼い主の質問にも面倒がらずきちんと答えてくれるでしょうか。

ペットを怯えさせないように診ると同時に
飼い主の不安な心情にも配慮してくれるでしょうか。

自信にあふれる獣医師が必ずしも
その自信と技量が見合っているとは限りません。

飼い主の気持ちに寄り添って
一緒にペットの病気を治していこうという姿勢の獣医師は
それなりの技量がありつつ謙虚な人が多いようです。

そんな獣医師の方に飼い主は信頼を寄せ
ぜひ愛するペットを診てほしいと思いますよね。

動物病院選び方

こんな動物病院・獣医師は遠慮したい、ボランティアのつぶやき

動物病院の獣医師は、立派な方々が多いのですが、
中にはちょっと不安を感じさせる方もいます。

・獣医療でははっきり原因を特定できない場合もありますが、
とりあえず補液などの治療をして体調の回復を待つだけ、
真の原因がわからず説明が漠然としている。

良くなれば飼い主は喜びますが、
悪化する場合もあり飼い主は不安が増大します。

・やたらサプリメントをすすめるのは、
動物病院の経営に重点をおいているのではと疑念を感じさせる。

・基本的な診断や手術の失敗を認めない。

獣医師の方々は獣医療に対する自負心を持っています。

それはすばらしいことなのですが、
自分の誤りを認めようとしないプライドの高い獣医師は
飼い主に失望感を与えてしまいます。

たとえば動物病院でよく行なわれる避妊去勢手術、
全身麻酔で行なうため命に関わる危険があるのですが、

まれに死亡してしまった場合、
異常体質ということで納得させようとする。
飼い主は術前検査でわからなかったのかと疑問を持つ。

また、避妊手術したはずなのにまた発情の症状が現れたとか、
一晩脱走した後妊娠出産したという例もあったそう。

おそらく卵巣遺残という手術の失敗と思われますが、
一般の飼い主さんにはわからないかもしれません。

私たちボランティアは多くの獣医師や飼い主さんと
接する機会が多々あり、

その中で取り入れたいろんな情報・知識のおかげで
知り得ることも多いです。

上記のような要素のある動物病院・獣医師は
たとえ繁盛しているかに見えても、
私たちボランティアは遠慮したいと思います。

 

動物病院は人間の病院のように診療科が細かく分かれておらず、
すべてを診なければなりませんので、獣医師の負担は大変でしょう。
獣医師それぞれの得手不得手もあるかもしれません。

しかし、飼い主は獣医師に頼るしかないのです。

そして、獣医学の進歩は日進月歩、

獣医師の方には謙虚な気持ちで知識と技術の向上を
めざしていただきたいと思っています。

 

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